【FMC】Front Motor Challenge 2016 Report Vol.1

 FMC(Front Motor Challenge)は、フロントモーターシャーシを用いてのレース参戦及び勝利を目指して活動しています。
 2016年6月にスタートしたばかりの活動ですが、2大会参戦を経ての活動記録を残したいと思います。




SFM


駆動系の改善が急務となるSFM

 2大会参戦において、両方でメイン機として走らせたSFMですが、悩まされたのはプロペラシャフトでした。少々昔の話になりますが、某カテゴリーのH社のマシンに倣えば『ガラスのペラシャ』といったところでしょうか? 負荷がかかった際に、伸びてしまうようです。
 応急処置をして対応しましたが、抜本的な解決ではありません。現状で潤沢なスペアがある訳ではないので、だましだましの使用となってしまうため、どうにか対策を施したいところですが……今のところ、解決策は(私の中には)ありません。

 プロペラシャフト以外では、ブレーキの改善が必要に思えます。前後のバランスを含め、効率の良いブレーキを模索することが、ステップアップに繋がると感じています。素材云々ではなく、付け方、使い方といった部分ですね。難しいです。


 タイヤに関して不満はありませんが、次なるチャレンジとして、オフセットトレッド化を予定しています。比較し、効果が確認できればそのまま、確認できなければ元に戻します。イエローハードもそんなに在庫無いんですけどね……。



FMS2


各部の最適化が課題

 シェイクダウンを兼ねてレースを走らせましたが、将来性に期待できるものの、現状では各部の甘さが目立つ走りとなりました。
 駆動系の最適化が必要なのはもちろんのこと(異音が酷い)、ブレーキ、マスダンパー等、各部の最適化が課題となります。それらを解決すれば、レースマシンとして期待できるものになるのではないかと予想しています。まだ、走りにロスが多過ぎて無駄が多いという感じですね。

 ブレーキに関しては、フロントをメインに改良を施しています。この改良により、ブレーキの効かせ方に幅をもたせることが出来るのではないかと期待しています。リアは改良案もありますが、まずはフロントの改良を試して、その後に。全て変えてしまうと、何が良いのか分からないですからね。

 トータルでの車体構成は見えてきた感じはあります。あとは、素材や形状といった細かい部分を吟味して、といったところでしょうか。


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 SFMとFMS2はモーター位置こそ(大雑把に言えば)同じですが、やってみた感じは異なる気がします。そこは、やはり基本的なシャーシの設計の違い、なのでしょうか。フロントモーターとして設計されているSFMの方が、駆動は素直な印象です(癖は感じますが)。
 FMS2は逆転という部分で駆動の難しさを感じますが、車体構成の拡張性については優秀ですね。ただ、フロントとリアの難しさもあり、気楽にやれるというものでもないかな、というのが個人的な感想となります。

 FMCの目標としては、FMでの公式戦予選突破となります。S2で苦労して、VSでは果たせていない一次予選突破を、FMで。これは自分にとっては大きなチャレンジです。やはり、そういう目標がないと燃えませんね(苦笑)。
 現状では公式戦への参加そのものが難関となっていますが、参加できた時に走らせられる最高のマシンを仕上げられるように。それが、当面のFMCの活動になりそうですね。

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