日本の四輪レース、SUPER GTには現在、『 マザーシャシー 』という企画が存在します。これは、同レースのGT300クラスにおいて生じたコスト増、海外マシン(FIA GT3)の台頭の中でエントラントの減少、いじれないマシンへの葛藤といった部分に注目して開発されたものだそうです(意訳)。 現在、開発が比較的自由なマザーシャシー勢はエンジン(供給されるマザーシャシー共通エンジン)の非力さに悩まされるものの、足回りや空力の開発により、近年主力となっているGT3勢と好勝負をみせています。GT3勢からすれば不満もあるでしょうが、この企画がほぼ上手くいっているのではないかと思わされます。 そんな状況を眺めている中で、ふと思いました。ミニ四駆にも、そういうマシンがあればな、と。 とりあえずのパッケージでレースに出られる、その上で、ユーザーが頑張ればアップデートも出来る ……そんな、マシンです。過去の限定商品にありましたが、それを『現実的な』パーツ構成で実現できないかな、というのが今回の企画です。