S2サイドマスダンパー 2015年仕様を振り返る
自分のやれる範囲でS2サイドマスダン車として仕上げていったAvante RC201。先日のNEW YEAR 東京大会では残念ながらCOリタイアとなりましたが、パフォーマンスとしては納得できるものに仕上がったかなと思います。
28mm径、サイドマスダンという仕様は、昨今の立体レイアウトではなかなかモノにするのが難しいものだったと思います。しかしながら、モーターという部分でも2014年から進歩を感じられるマシンとなり、その点に関しては手応えを感じています。
結果を出せていないという点をみれば、競技車両としては不合格であると言わざるをえません。ただ、『次』へ向けたトライのための『実験車両』としては、少なくない成果を出せたと思います。安定化方向にリセッティングすれば、3レーンではもう少し戦えるような気もしますが、まあ簡単ではないでしょうね(苦笑)。
課題としていた『フロントの跳ね』に関しては、ついにクリアすることが出来ませんでした。やはり、位置的にマスダンパーが最適ではないのでしょうね。これはフロントにマスダンパーを置くことで改善出来ると思われますが、その場しのぎならともかく、性能を追求していく上では好ましくありません。バンパーに工夫が必要ですね。
シャーシも仕様も異なりますが、この配置だとフロントの跳ねはかなり抑えられました
リアマスダンパーの使い方も、適材適所でちゃんとセッティングしてやるべきだな、と感じたのも(遅すぎますが)良かったことだと思います。スイングタイプとオーソドックスなタイプで、どういう姿勢制御を求めているのかを明確にしないといけないな、と。この辺りはもう少し早く気が付くべきでしたが。
駆動系の仕上がりの良さも、従来のマシンと比べて満足感は高いものでしたね。仕上がりの質に関しては偶然の産物とも言えますが、いじっても悪化させなかったのは収獲ですね。こういう微調整を、今後は大事にしていきたいです。ただ、いじくり回して自己満足だけに終わるのは、避けたいところですね。
高速レイアウト向けのセッティングは苦手でしたが、RC201を調整する中で徐々に苦手意識がなくなってきたように思います。課題はまだまだありますが、一定の速さに到達できるマシン製作が出来るようになったという点では、ひとつの目標を達成できたと思います。
とりあえず、しばらくは開発のメインではなくなるS2ですが、のんびり色々研究しつつ、『次』のS2を組めるように頑張りたいと思います。サイドマスダンパーじゃないかもしれませんが……。
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