『ミニ四駆スターターパック MA パワータイプ』のお徳さと将来性
以前ブログに書いたスターターパックのお話。近年の立体レイアウトで必要なものがある程度揃っているお得なセットだ、ということを初級・中級レベルなりに書いたのですが、今回はその続きです。
ミニ四駆におけるRTR(Ready To Run)にスターターパックはなれるのでは?! というところから、お得さと将来性なんかを考えます。
まず、RTRというのはRCカーにおける、『買ったら充電してすぐに遊べる完成済み製品』です。……スターターパックは組み立てが必要ですって? まあまあ、そこは置いておきましょう! 購入後、すぐに(バッテリーの充電やプロポの電池を用意する必要はありますが)遊べるという点、さらに通常の組み立てキット同様セッティング(改造)出来るというのが利点の、これからやりたいけど敷居が高いかなあ……なんて尻込みしている人向けと言えますね。
で、スターターパック MAはレース向けに各種GUPを同梱していて、さらにモーターも扱いやすいトルクチューン2同梱と、組んでそのまま走らせてもそこそこ良い感じです(ARも色々同梱されているのですが、立体レイアウトで即レースがしたい、ということならMAを選んで良いと思います)。
これで充分、という訳ではないのですが、通常のキットを素組みで走らせるよりは、手軽にかつ上等な走りが体験できるのは大きいですよね。組み立ては必要ですが、それ以外はRTR的なキットだと個人的には思います。
(完成済みミニ四駆もいくつか販売されてはいますが、素組みですからね……)
で、前回書いた時には自分なりに「ステップアップするならこうする!」みたいなことを書いたのですが……やってみると、モーターに不満が出るレベルで安定した走りになります。それはもう、「HDPに変えた方が良いのか……?」と思うくらい(まあレイアウトにもよりますが)。
おさらいをしておくと、追加したのは『MAシャーシ サイドマスダンパーセット』(プレートは2セット用意し、ビス頭隠し加工)、『ローラー用13mmボールベアリングセットII(6個)』、『ボールリンクマスダンパー(スクエア)』、『620ベアリング2個セット』(×2)、『72mm ブラック強化シャフト (4本) 』、あとはAOパーツの『2mmロックナット』等のナット・ビス類といった感じです。
これだけやると、もう実戦装備な訳ですから、余程高速か、所謂鬼畜立体でもなければそこそこ走っちゃいます。
ステップアップバージョンで走らせてみて思ったのは、ベースの良さ、ですかね。実はローラーは種類こそ変えましたが、径と高さはほぼそのままです。それで、問題なく走ります(まあ、食いつき良くなってますからね)。タイヤも標準でスーパーハードを履いているので、着地時の跳ねもノーマルより良いですし、それを追加マスダンパーでさらに抑えるから、安定感凄いですね。
変に手を加えるとバランスが破綻してしまい、走りが悪くなることもありますが、ベースにちょっと手を加える感じでやっていくと大きく破綻しない気がします。タミヤさんなりのバランスに対する見解、みたいな塊なのかもしれませんね。
非常に安定しているせいで物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、このキットはまず、モーターをそのまま(TT2PRO)で、ローラーを径と高さを変えずにセッティングしてもらいたい気がします。そうすると、ローラーでの変化が出てきますし、大きく破綻しません。
自分はマスダンパーを追加、交換しましたが、それは最後で良いかな、と今は思います。もちろんレイアウト次第ではありますが、まずは同梱のマスダンパーで様子見かな、と。
で、そこまでやって、少し速度に不満があるなら、モーターを交換かな、なんて。そこまで行くと、たぶんセッティングで色々悩みが出てくると思います(苦笑)。でも、ちゃんとまとまれば良い感じですよ! ちょっとシャーシが硬いけど……。
鬼畜立体はともかく、普通の立体(LC、DBやTTがシンプルに組まれているようなレイアウト)で走らせるなら、パワータイプから初めて、少しずつ、様子を見ながらパーツ交換、セッティングしていくのが『楽しい』気がしますし、わかりやすいかな、と思います。最初から「ボディ提灯! 軽量化! カーボン云々!」とやってしまうと、走りが悪い時に何が原因か、引き出しがないと分かり辛いんですよね……そういうのが、ステップアップしながらやれば、回避できるかな、と。
ミニ四駆で楽しくない瞬間て、まあ個人差あるとは思いますが、何が何だか分からない時だと思うんですよ。何をやっても効果が出ない、原因が分からない。それをクリアしていく楽しみ方はあるし、極力そうしながらやっていますが、やっぱり折れる時は折れちゃいます(苦笑)。最初の頃は、なるべく楽しみが多い方が良いかな、と思うので、個人的にはステップアップ方式の取り組み方をオススメしたいですね。
スターターパック MA パワータイプは標準キット化されたおかげで手に入りやすくなりましたし、とりあえずやってみようかなという人や、気分一新で取り組んでみようかなという人にオススメしたいですね。
将来性という点では、突き詰めるにはパワータイプのパッケージから脱する必要があると思いますが、そこに至るまでに色々学べるし、戦えるという点で『アリ』だと思います。個人的に両軸は苦手なのですが、スターターパックで久しぶりにMAをいじって以来、「MAも悪くないよなあ」とか、手のひら返しています(苦笑)。
自分が購入したパーツの中で『ローラー用13mmボールベアリングセットII(6個)』は手に入れ難くなっていくと思いますが、2個入りのやつとかは手に入りますし、他の13mmを試しても面白いですね。
RTRとしては不十分なのかもしれませんが、お徳さ、将来性を考えると、買って損はないキットだと思います。付属のドライバー、結構良いですし(笑)。
ブラストアローのボディで組んだので、次は別のボディで組みたいかなあ……デクロス?
ミニ四駆におけるRTR(Ready To Run)にスターターパックはなれるのでは?! というところから、お得さと将来性なんかを考えます。
(タミヤ公式サイトより)
まず、RTRというのはRCカーにおける、『買ったら充電してすぐに遊べる完成済み製品』です。……スターターパックは組み立てが必要ですって? まあまあ、そこは置いておきましょう! 購入後、すぐに(バッテリーの充電やプロポの電池を用意する必要はありますが)遊べるという点、さらに通常の組み立てキット同様セッティング(改造)出来るというのが利点の、これからやりたいけど敷居が高いかなあ……なんて尻込みしている人向けと言えますね。
で、スターターパック MAはレース向けに各種GUPを同梱していて、さらにモーターも扱いやすいトルクチューン2同梱と、組んでそのまま走らせてもそこそこ良い感じです(ARも色々同梱されているのですが、立体レイアウトで即レースがしたい、ということならMAを選んで良いと思います)。
これで充分、という訳ではないのですが、通常のキットを素組みで走らせるよりは、手軽にかつ上等な走りが体験できるのは大きいですよね。組み立ては必要ですが、それ以外はRTR的なキットだと個人的には思います。
(完成済みミニ四駆もいくつか販売されてはいますが、素組みですからね……)
で、前回書いた時には自分なりに「ステップアップするならこうする!」みたいなことを書いたのですが……やってみると、モーターに不満が出るレベルで安定した走りになります。それはもう、「HDPに変えた方が良いのか……?」と思うくらい(まあレイアウトにもよりますが)。
おさらいをしておくと、追加したのは『MAシャーシ サイドマスダンパーセット』(プレートは2セット用意し、ビス頭隠し加工)、『ローラー用13mmボールベアリングセットII(6個)』、『ボールリンクマスダンパー(スクエア)』、『620ベアリング2個セット』(×2)、『72mm ブラック強化シャフト (4本) 』、あとはAOパーツの『2mmロックナット』等のナット・ビス類といった感じです。
これだけやると、もう実戦装備な訳ですから、余程高速か、所謂鬼畜立体でもなければそこそこ走っちゃいます。
ステップアップバージョンで走らせてみて思ったのは、ベースの良さ、ですかね。実はローラーは種類こそ変えましたが、径と高さはほぼそのままです。それで、問題なく走ります(まあ、食いつき良くなってますからね)。タイヤも標準でスーパーハードを履いているので、着地時の跳ねもノーマルより良いですし、それを追加マスダンパーでさらに抑えるから、安定感凄いですね。
変に手を加えるとバランスが破綻してしまい、走りが悪くなることもありますが、ベースにちょっと手を加える感じでやっていくと大きく破綻しない気がします。タミヤさんなりのバランスに対する見解、みたいな塊なのかもしれませんね。
非常に安定しているせいで物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、このキットはまず、モーターをそのまま(TT2PRO)で、ローラーを径と高さを変えずにセッティングしてもらいたい気がします。そうすると、ローラーでの変化が出てきますし、大きく破綻しません。
自分はマスダンパーを追加、交換しましたが、それは最後で良いかな、と今は思います。もちろんレイアウト次第ではありますが、まずは同梱のマスダンパーで様子見かな、と。
で、そこまでやって、少し速度に不満があるなら、モーターを交換かな、なんて。そこまで行くと、たぶんセッティングで色々悩みが出てくると思います(苦笑)。でも、ちゃんとまとまれば良い感じですよ! ちょっとシャーシが硬いけど……。
鬼畜立体はともかく、普通の立体(LC、DBやTTがシンプルに組まれているようなレイアウト)で走らせるなら、パワータイプから初めて、少しずつ、様子を見ながらパーツ交換、セッティングしていくのが『楽しい』気がしますし、わかりやすいかな、と思います。最初から「ボディ提灯! 軽量化! カーボン云々!」とやってしまうと、走りが悪い時に何が原因か、引き出しがないと分かり辛いんですよね……そういうのが、ステップアップしながらやれば、回避できるかな、と。
ミニ四駆で楽しくない瞬間て、まあ個人差あるとは思いますが、何が何だか分からない時だと思うんですよ。何をやっても効果が出ない、原因が分からない。それをクリアしていく楽しみ方はあるし、極力そうしながらやっていますが、やっぱり折れる時は折れちゃいます(苦笑)。最初の頃は、なるべく楽しみが多い方が良いかな、と思うので、個人的にはステップアップ方式の取り組み方をオススメしたいですね。
スターターパック MA パワータイプは標準キット化されたおかげで手に入りやすくなりましたし、とりあえずやってみようかなという人や、気分一新で取り組んでみようかなという人にオススメしたいですね。
将来性という点では、突き詰めるにはパワータイプのパッケージから脱する必要があると思いますが、そこに至るまでに色々学べるし、戦えるという点で『アリ』だと思います。個人的に両軸は苦手なのですが、スターターパックで久しぶりにMAをいじって以来、「MAも悪くないよなあ」とか、手のひら返しています(苦笑)。
自分が購入したパーツの中で『ローラー用13mmボールベアリングセットII(6個)』は手に入れ難くなっていくと思いますが、2個入りのやつとかは手に入りますし、他の13mmを試しても面白いですね。
RTRとしては不十分なのかもしれませんが、お徳さ、将来性を考えると、買って損はないキットだと思います。付属のドライバー、結構良いですし(笑)。
ブラストアローのボディで組んだので、次は別のボディで組みたいかなあ……デクロス?
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